運動会もこれで一等賞?!かけっこが速くなるコツ4選!

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かけっこ

教諭歴16年目の現役の幼稚園教諭として、これまで3000人以上の子ども達に鉄棒や跳び箱、マット運動などの体操、運動指導をしてきました。

今回は運動会のかけっこが早くなるコツを4つ、ご紹介したいと思います!

しかし正直な話、足が急にすごい速くなることはありません!

“えっ、タイトルと矛盾してるじゃん!”と思いますよね笑

でもそれが真実なのです!

足の速さはどれだけいっぱいかけっこをしてきたかの経験値でほぼ決まります!

でも運動会直前に幼稚園、保育園やご家庭でかけっこの練習をする時に今日ご紹介するコツ4つを意識、練習するだけで大分変ってくるはずです!

この4つは長年勤務する幼稚園や系列園での運動会でスターターをやったり、運動会前に子ども達とかけっこ練習をしく中ですぐにできる、効果的と感じたコツです!

意識すればすぐに出来て、なおかつとても効果的なので、ぜひやってみて下さい!

また幼稚園や保育園でもやってる所も多い、短距離走のかけっこと逆のマラソンもありますが、個人的にまったくおすすめしません…。

幼児期にやるべきは、今回ご紹介するかけっこの練習です!

かけっこする男の子達
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1、靴のマジックテープをきつく締め直そう!

靴の写真

“瞬足”を始め、足の甲部分にあるマジックテープがある靴の場合、走る前にきつく締め直して下さい!

“えっ、それだけ?”と思うかもしれませんが、これ結構大切です!

走ってる最中に靴が脱げてしまうと子どももかなり動揺しますし、下手をすると泣き出してしまい、最後まで走れない子もいます…。

たとえそのまま走ることができてもスピードがかなり落ちます!

よく「靴が脱げても、最後まで諦めずにえらかったね!」という話を聞きます!

もちろん私もそのような子がいたら、同じように声を掛けると思います!

しかし子どもにしたら一生懸命練習してきて親御さんにかっこいい所を見せたいと思ってる中、本番で靴が脱げてしまうのはやっぱり悲しいですよね….。

一生懸命走って転んでしまうのはある種仕方ない部分もありますが、靴が脱げるリスクは事前にマジックテープを締め直すことで、大幅に減らすことができます!

2、正しい腕の振り方で走ろう!

続いては走る前のポーズ、走る時のコツです!

腕の振り方で走るスピードはだいぶ変わってきます!

①準備のポーズ

かけっこの準備のポーズ

腕は“小さく前ならえ”から前後に腕をズラすのが基本です!

かけっこの時の手

指はまっすぐ伸ばして揃える!

かけっこの時の手

または指を曲げる“怪獣の手”ですね!

大切なのはあまり指に力を入れ過ぎないことです!

手をグーにすると手全体に力が入り過ぎてしまい、腕を振るスピードが遅くなってしまいます!

他にも…

・手と同様に足もチョキにしましょう!

・必ず前を向きましょう!
これはスタートの合図が気になってスターターの先生の方を向いている子がいます!

横を向いているとスタートの合図で走り始めた時に、前を向き直さないといけません…。

3で後述しますが、スタートで出遅れるとかなりのロスになってしまいます…。

スタートの合図は見るのではなく耳で聞くようにしましょう!

②走る時の腕の振り方

準備のポーズができたら、そのまま大きく早く腕を振って走りましょう!

肘を曲げたまま走る際に、一つ気を付けなければいけないのが腕を振る方向です!

上記のように腕を前方向に向かって振っても、ただ腕を動かしているだけになってしまい、足のパワーと連動できません!

私が幼稚園の子ども達に言っているのは「肘の後ろに、おばけがいるんだよ~!そのおばけを肘でやっつけながら、腕を振って走ろう!」です!

腕は後方に向かって振るようにして下さい!

こうすることで腕の振り+足のパワーで、より強い推進力が生まれます!

ただあまり大きく振り過ぎると体が捻じれてしまい、パワーの無駄遣いになってしまうので、あくまで無理せず自然に振るように促して下さい!

またよくある失敗が、肘を伸ばしたまま腕を振ってしまうことです!

肘を伸ばしたままだと腕を振るのが遅くなってしまいます…。

肘を曲げて振るように促しましょう!

3、スタートダッシュを意識しよう!

これは腕の振り方と同じくらい、もしくはそれ以上に大切な所です!

何故かというと…

CHECK

・幼児の頃は小中高生のように、そこまで走力に差がない

・トラックの広さは各園で違うでしょうが、幼児のかけっこの場合、そこまで長い距離は走らない
つまりスタートで出遅れると、逆転するのがかなり難しいということです!

逆に合図と同時にスタートでき、先頭を走れれば、そのまま1位でゴールしやすいということです!

運動会直前では親御さんがスターターになってあげて、合図と同時のスタートダッシュの練習をしてみて下さい!

「よーい、ドン!」のドン!の時に手を打って(拍手)合図してあげましょう!

その際合図より遅れていたり、早かったりしたら、その都度声を掛けてあげましょう!

またスターターの方を向いて合図を“見ている”時は前を向いて、合図を“聞く”ように伝えましょう!

このスタートを意識した練習は、即効性があり、かなりおすすめです!

4、ゴールテープのもっと先をゴールにしよう!

運動会でゴールをする男の子

ゴールテープをきるのがゴールですよね!

しかしこう思ってしまうと自然とゴール直前で失速してしまいます…。

これは本当によくあります!

なので…

「ゴールテープは壁なんだよ!壁を壊せるようにゴールしてごらん!」

「ゴールテープのもっと先がゴールだから、〇〇と所まで走って!」

 等、声を掛けてみましょう!

 〇〇はゴールの先にある何か目印になるもので大丈夫です!

その他の注意点

スタートの時にもお伝えしましたが、走る時は前を見て走りましょう!

正確に言うとこれから進む方向を見ながら走りましょう!

幼児期は走りながら見ている観客が気になり、よそ見をしながら走りがちです!

よそ見をしながらですともちろんスピードは落ちますし、転倒の危険もあります!

かけっこの練習時はもちろん、運動会当日の朝に「見てる人がいっぱいいて、気になるかもしれないけど、前を見ながら走るんだよ!」と伝えるだけでも効果的です!

まとめ

いかがでしたか?

足の速さは普段どれだけかけっこをしているかの経験値でほぼ決まるものなので、普段からなるべく外で遊んで、その積み重ねを運動会で発揮できるようにするのが望ましいです!

しかし普段あまりかけっこしないけど運動会のかけっこで一番になりたい時、ご紹介した4つのコツはかなり効果的です!

運動会直前でも練習、意識するだけで効果があるので、ぜひ試してみて下さい!

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