夏の外遊びは行っても大丈夫?止めるべき?暑い日の外遊びでの注意点とは?!

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遊び

教諭歴17年目の現役の幼稚園教諭として、これまで3000人以上の子ども達に鉄棒や跳び箱、マット運動などの体操、運動指導をしてきました!

今回は夏の外遊びでの注意点についてご紹介します。

夏の暑い日に外遊びに連れて行ってもいいのか…。

とお悩みの保護者の方も多いと思います。

CHECK
  • どのくらいの気温なら外で遊んでも大丈夫なのか?
  • 暑い時の外遊びで注意することは?
  • 外で遊べない時には、どんな遊びをしてエネルギーを発散されたらいいの?

このような多くの親御さんが迷う疑問を解決したいと思います。

水鉄砲で遊んでいる男の子
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暑い日の外遊びのリスクとは?

外遊びは運動能力や身体能力の獲得はもちろん…

  • 友達同士で遊ぶことでコミニュケーション能力が向上する。
  • ストレス発散になり、精神的な安定に繋がる。
  • 免疫力がアップする。

等、幼児期に必要な様々な能力が身につけられます。

そんなメリットの多い外遊びですが、7〜8月の暑い時期だとリスクもあります…。

代表的なのは熱中症ですね!

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節 機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。

屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。

        厚生労働省
熱中症予防のための情報・資料サイト | 厚生労働省
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。

暑いからといってクーラーにの効いた部屋にずっといると汗を上手にかくことができなくなってしまいます…。

なので適度に汗をかくのは必要なんですが、炎天下の中、長時間屋外にいたり、走り回ったりすると、必要以上の汗をかいてしまい、熱中症になるリスクが高まります。

結論

猛暑日(気温35°以上)での外遊びはやめましょう!

真夏日(気温30°以上)でもできれば控える、または遊んでもごく短い時間にする!

というのを覚えておいてください!

子どもは大人に比べて…

  • 体温を調節する機能が未発達。
  • 体内の水分量が多い。
  • 身長が低いので、地面からの照り返しで熱が体内にこもりやすい。

等の理由から熱中症になりやすいです。

どうしても外で遊びたい時の注意点とは?

「でも体力が有り余っていて、家の中だけじゃ発散しきれない!」

「どうしても外で遊びたいと子どもが言って聞かない!」

とお困りの時は、以下の9つに注意して遊びましょう!

しかしこれは気温35°未満の真夏日を前提にしています。

気温が35°を超えている時は外遊びはやめるようにしましょう!

涼しい時間を選んで遊ぶ!

まずは涼しい時間に遊びに出ましょう!

朝だと7〜9時頃、夕方だと16時半〜17時以降が気温が低めなので、おすすめの時間帯です。

涼しくなる遊びをする!

水遊びのように涼める遊びがおすすめです。

日差しで水が温まってきたら、水を足すことで水温を調節できます。

水遊びは他にも免疫力が上がったり、体温調節がうまくできるようになったり、水に浸かるだけで体力を多く使えたりとメリットがいっぱいです!

他にも水鉄砲遊びも涼みながら楽しく遊べるのでおすすめです。

涼しい場所を選んで遊ぶ!

涼しい場所を選んで遊ぶのも効果的です。

木陰だったり、日除けがついてある砂場で遊びましょう!

帽子を被る!

これは当たり前でしょ!

と思われるかもしれませんが、夏に帽子を被らずに遊んでいる子は意外に多いです…。

帽子を被るだけで直射日光に当たるのを防げ、体内に熱がこもりにくくなります。

たかが帽子と侮らず、必ず被るようにしましょう!

遊ぶ時間を短くする!

遊ぶ時間を短くするのも効果的です。

日中であれば長くて20分前後、前述した朝夕の涼しい時間帯であれば30分ほどの短い時間にすることで、熱中症になるリスクを軽減できます。

水分補給をこまめにする!

10分に一回くらいの割合で水分補給をしましょう!

お子様に「喉乾いたらお茶飲むんだよー!」と言っても、遊びに夢中になっていると、ついつい忘れてしまったり、遊びを優先して飲まないこともあります。

なので親御さんが声を掛けて、飲む時間を作ってあげてください!

また飲むのはスポーツドリンクがおすすめです!

スポーツドリンクは汗として失われた塩分やナトリウム、カリウム等の成分も配合されているので、暑い日の水分補給にぴったりです。

水やお茶を飲むのであれば、一緒にタブレットを補給しましょう!

これも塩分やナトリウム等の成分が入っています。

遊具や鉄棒はやらない!

楽しく運動能力を伸ばせる遊びとして公園の遊具があります。

しかし暑い日の遊具遊びには注意が必要です…。

遊具は鉄やステンレスといった金属製のものが多く、夏の日差しでかなり熱くなります。

素肌に触れると軽い火傷のようにヒリヒリすることもあります。

遊具で遊ぶ時は涼しい時間帯を選ぶか、親御さんが触って熱さを確認してから遊ぶようにしてください。

涼しい場所で休む時には汗を拭く!

水分補給がてら、クーラーの効いた涼しい室内で休む時には必ず汗を拭くようにしましょう。

汗をかいた状態でクーラーの部屋に入ると、身体が急激に冷えて、低体温症になるリスクがあります。

またあせもの原因にもなるので注意しましょう。

虫除けスプレーをする!

夏は蚊をはじめ、いろんな虫が飛んでいます。

虫除けスプレーや虫除けバンドをつけてから遊ぶようにしましょう。

外遊びだけが遊びじゃない!

外遊びはいっぱいある子どもの遊びの1つです。

“今日は疲れてるかも…”

“いつもより日差しが強い…”

という日は無理して外で遊ばせようとせずに、おもちゃ遊びや折り紙等の室内遊びをしましょう!

エネルギーを使わせたい時はお部屋でできる運動がおすすめです!

特に夏休みのような長期休みではできるようになりたいマット運動や室内用鉄棒で鉄棒の練習をするにはピッタリです!

お出掛けも気分転換になる!

家にいるだけだといつもと同じ風景なので、どうしても息がつまってしまいます…。

そんな時は簡単なお出掛けも気分転換になります。

CHECK
  • 近所のスーパーに買い物に行く。
  • 自転車でサイクリングする。
  • ジャンピングセンターに行く。
  • 室内型遊戯施設で遊ぶ。

まとめ

いかがでしたか?

夏の外遊びは子どもにとって楽しいものですが、リスクもあります…。

親御さんがお子様の状態をよく把握し、安全に遊べるよう配慮してあげてください!

もしも…

CHECK
  • めまいや吐き気を訴える。
  • 体温が高くなっている。
  • 筋肉が痙攣している。
  • 呼びかけに応じない。

等の熱中症の症状が見られたら…

POINT
  • 涼しい場所に移動させる。
  • 服を脱がして、首や脇の下、太ももの内側等、動脈が通っている所を冷やす。
  • 経口補水液等で水分補給をする。

そして迷わずすぐに医療機関を受診しましょう!

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