教諭歴16年目の現役の幼稚園教諭として、これまで3000人以上の子ども達に鉄棒や跳び箱、マット運動などの体操、運動指導をしてきました!
今回は寒い日の運動の前に楽しく身体を暖められる遊びをご紹介します!
冬の寒いだとお子様も「寒いから外行きたくない!」と外遊びに消極的になりがちですよね…。
なんとか外に連れ出せても、身体が暖まっていないままでいきなり遊んだり、運動すると怪我に繋がりやすいです…。
そんな時にピッタリな怪我のリスクが低く、運動前にやっておくべき身体を暖められる簡単な遊びを4つご紹介したいと思います!
なぜ寒い日の遊びや運動の前に身体を暖めた方がいい?
そもそもなぜ寒い日の遊びや運動の前に身体を暖めた方がいいのか?
これは主に…
- 怪我防止のため。
- 運動の練習効果向上のため。
この2つです。
寒い日は身体が硬くなりがち…。
身体が暖まってないまま、全力で走って転ぶと骨折等の怪我をしやすくなります…。
また寒い状態で「鉄棒の練習をしよう!」と思っても、身体が寒さで硬直している状態で技の練習をしても、身体がうまく動きません…。
そんな状態で練習しても効果は薄いですよね。
なので遊びや運動の前に身体を暖めておくことは、怪我防止と運動の練習を効果的に行うためにとても大切なことです!
かけっこや鬼ごっこはダメ?
じゃあすぐに身体が暖まりそうなかけっこや鬼ごっこがいいの?
と思いがちですが、かけっこや鬼ごっこはおすすめしません…。
これはスローペースを超えたスピードを出すので転倒しやすいからです…。
かけっこや鬼ごっこは競争です!
“負けないように走る”
“捕まえよう”
“捕まらないように逃げよう”
と必要以上のスピードで走ってしまいます。
怪我をしないように身体を暖めるには、まずは無理のないスピードで動く遊びにするのがポイントです!
おすすめの遊びは4つ!
では具体的にはどんな遊びがいいのか?
おすすめは以下の4つです!
とても簡単ですぐにできる遊びになっており、ただ身体を動かすのではなくゲーム性を取り入れてるので楽しく身体を暖められます!
色探しゲーム
まずは色探しゲームです!
これは公園等で…
これだけです!
身体を暖められる以外の効果としては…
最初はわかりやすい赤や青等の色から始めましょう!
バリエーションとして…
思考力を鍛えながら、身体を暖められるのでおすすめです!
遊具サーキット
次は遊具サーキットです。
これはいろんな遊具でどんどん遊んでいく遊びです!
これもとっても簡単ですよね!
身体を暖められる以外の効果としては…
これはかなりのメリットです!
運動能力は遊びの経験値で決まります!
普段お子様だけで遊んでいると…
- 好きな遊具
- 慣れた遊具
- 得意な遊具
に遊びが偏りがちですね!
身体を暖められるだけでなく、ゲームとして“普段あまり遊ばない遊具”で遊ぶきっかけにもできるわけです!
バリエーションとして…
「次はなんだっけ?」と記憶力の訓練にもなりますし、ゆっくりのスピードでも複数の遊具で遊ぶことでより身体が暖まっていきますよ!
ボール遊び、ボール投げ
次はボール遊び、ボール投げです!
ボール遊びやボール投げは全身運動なので、身体を暖めるにはピッタリです!
キャッチし損ねて、ボールを捕りに追いかける時も自分のペースで行けるので怪我のリスクも低いです!
縄跳び
最後は縄跳びです。
縄跳びも全身運動なので、身体が暖まりやすい運動ですね!
一番基本の前回し跳びを30回跳んでから遊ぶだけで、かなり身体が暖まります!
「縄跳び跳べないんだけど…」
という時も“縄跳びの練習をする”だけでもOKです!
身体も暖まり、縄跳びの練習にもなるので一石二鳥ですよね!
かけっこのように転倒のリスクも低く、体重25kgくらいの子が縄跳びを10分間行うだけで約30キロカロリーを消費できます。
これはランニングを15分間行ったのと同じカロリーの消費量になります。
カンニングやマラソンに比べ、運動量が多いということですね!
まとめ
いかがでしたか?
お子様が怪我なく身体を動かせるように、寒い日の遊び始めにぜひ今回ご紹介した遊びを取り入れてみてください!
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