教諭歴16年目の現役の幼稚園教諭として、これまで3000人以上の子ども達に鉄棒や跳び箱、マット運動などの体操、運動指導をしてきました!
今回は「ボール投げはまだできないけど、早くからボールに慣れせさせたい!遊ばせたい!」
「投げる以外のボールの遊び方を知りたい!」
という方にピッタリな2歳くらいから出来るボール遊びを12つご紹介します!
どんなボールがおすすめ?
乳幼児期は少し小さいボールがおすすめです!
年齢にもよりますが直径が18~25cmくらいのものがいいですね!
他にも…
ゴムのような素材だと長く使えません…。
少し硬くても丈夫な素材のものを長く使うことでコスパもよくなります!
また空気をきちんと入れることでボールの弾み方が変わってきます!
ボールがよく転がったり、ボールを捕り損ねて追いかけることで、体力や反射能力が向上していきます!
身体のいろんな所にボールをくっつける!
「くっつけ!くっつけ!〇〇!」と身体の一部を言ってあげ、そこにボールをくっつけてみましょう!
この遊びは2~3歳前後の子におすすめです!
ねらいとしては…
まずはお尻や頭、膝等の簡単な部位から始めましょう!
いろんな部位を覚えられたり、5歳以上の子がやる時は…
- ふくらはぎ
- こめかみ
- 眉間
等、難しい部位でやってみるのも、おもしろいですよ!
ハンドリング!
ハンドリングとはボールを落とさないように身体のまわりでぐるっと1周させる遊びです!
落とさないで1周できたら、2周、3周とまわす回数を増やしたり、逆まわりでもやってみましょう!
幼児期ではボールを身体にくっつけながら、やると落としにくいですよ!
ボールを捕まえよう!
大人がボールを投げて転がして、追いかけて捕ってみましょう!
動くボールを目で追いながら、捕りにいくことで反射能力や動体視力が鍛えられます!
お子様の年齢に合わせて、ボールを投げる距離を調整してあげましょう!
座ってボールキャッチ→ボール転がし
これはもしかしたらボール投げよりも難しいかもしれない遊びです!
2人でやる遊びで、ボールを狙った方向に転がす動作が上手になります!
座りながら転がすのが難しい時は、ボーリングのように立って転がしてみましょう!
座って転がすより簡単になります!
足の裏でボール止める→ボール転がし
今度は転がってきたボールを足の裏で止めてみましょう!
その後は同じように手でボールを転がして下さい!
これは転がっているボールと自分の身体との距離を測る空間把握能力が向上します!
足の裏でボール止めて→キック
今度は転がってきたボールを同じように足の裏で止めたら、そのままキックしでみましょう!
まずは「パパ(ママ)蹴ってごらん!」と自由に蹴るように伝えてあげて下さい!
この時に軸足(蹴らない方の足)のつま先は相手の方に向けましょう!
そうすると蹴りたい方にボールが転がっていきます!
蹴ることに慣れてきたら…
- トゥーキック(つま先で蹴る)
- インステップキック(足の甲で蹴る)
- インサイドキック(足の内側で蹴る)
- アウトサイドキック(足の外側で蹴る)
等、蹴る場所を変えてみると、また違った感覚が楽しめます!
ボールつき→キャッチ
ボールつきは誰もが知ってる遊びですよね?!
これにもコツがあって、足のすぐ前にボールをつかないと跳ね返ってきたボールをキャッチ出来ません!
ボールを上に投げて→キャッチ
これはボールを上に投げて、キャッチする遊びです!
縄跳びの縄を使っても出来ます!
これは自分の前に投げると、キャッチする為に前に走らないといけないので非常にキャッチしにくいです…。
なので「頭の上に投げてごらん!」というと声を掛けてあげましょう!
最初はちょっとだけ上に投げて下さい!
いきなり高く投げてもキャッチが出来ません…。
キャッチが出来たら、少しずつ高く投げるようにしましょう!
投げるだけじゃなくキャッチする所までをゴールと考え、キャッチ出来たら少し高く投げるを繰り返しましょう!
「次はもうちょっと高く投げてごらん!落とさないで捕れるかな〜」
なんて声を掛けてあげると楽しく取り組めるはずです!
ボールを上に投げて→手叩きキャッチ
落とさずにキャッチ出来るようになったら、今度は投げてからキャッチまでの間に手を叩いてみましょう!
まずは一回手を叩いてからキャッチを目標にしましょう!
出来たら2回、3回と手を叩く回数を増やしていくと楽しいですよ!
ボールを挟んでジャンプ
これは足の間にボールを挟んで、落とさないようにジャンプする遊びです!
両足で物を挟むなんて、普段ほとんどしないと思います!
足の内側の筋肉を遊びながら鍛えることが出来ます!
最初はボールを落とさないように1回ジャンプしてみましょう!
慣れてきたらジャンプの回数を増やしたり、ジャンプしながら前に進んでみましょう!
またボールを足に挟む際、手を使うのもいいのですが、手を使わずに足だけでボールを挟むと違った遊びになります!
しかしボールが動いている時は挟もうとしても逃げてしまい、うまく挟めないと思います…。
最初は足の裏でボールを止めてから挟むと簡単にできますよ!
ボールの椅子
これはボールに座り、そのまま上下に弾む遊びです!
体勢を崩さないように、跳ねることでバランス能力が向上し、体幹が鍛えられます!
ただあまり勢いよく跳ねると、ボールのゴムが破れてしまうので注意しましょう!
ボールに乗ってウルトラマン
ボールの上に乗り、前後に動く遊びです!
足を地面につかないように伸ばすことで、背中や下半身の筋力強化に繋がります!
ただ前に進む時に勢いがあり過ぎると、顔を地面に擦ってしまう危険があるので、アスファルトのような硬い所ではなく、砂地で遊ぶようにしましょう!
まとめ
いかがでしたか?
ボール遊びは動くボールを目で追いながら身体を動かすことで体力、反射能力、動体視力、バランス能力の向上に繋がる、運動能力を伸ばしたい時にはおすすめの遊びです!
ぜひ楽しみながら、お子様と遊んでみて下さい!
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