お家でも出来る!開脚前転の練習ステップと一番気を付けるべきポイントとは?!

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開脚前転をする女の子 マット運動

教諭歴16年目の現役の幼稚園教諭として、これまで3000人以上の子ども達に鉄棒や跳び箱、マット運動などの体操、運動指導をしてきました!

今回は開脚前転ってどうすれば出来るようになるか、やり方とコツをご紹介します!

開脚前転とは文字通り、前転をしながら足を開いて起き上がる技です!

一見難しそうですが、手をつかずに起き上がる前転がきちんと出来ていれば、さほど難しくはないはずです!
早い子ですと10分くらいで形になるはずです!

手をつかずに起き上がる前転って何?という方は、こちらをご覧下さい!

ただ開脚前転を練習する時に大切なのは、どこまでを一つの動作として練習するか?!という点です!

これはどこまでを一つの動作して考え止まらずに行うのか、逆にどこで動作を止めるのかの判断です!

そこを間違えると変な所で力の流れも止まってしまい、後々修正するのが大変です…。

今回はここも含めた詳しい練習方法やポイントを解説したいと思います!

開脚前転をする女の子
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開脚をしよう!

いきなりやると怪我の危険もあるので、ますば準備運動で開脚をしましょう!

CHECK

足を開ける所まで開く
     ↓
バンザイをする
     ↓
息を吐きながら&おへそを見ながら、バンザイした手を前につく

そのまま20〜30秒維持しましょう!

両手をついた状態で、更に前に手を伸ばせそうなら「もっと手を前にしてごらん!」と声を掛けてあげて下さい!

「手のスタンプを遠くに押そう!」なんて言ってあげるとわかりやすいです!

身体が柔らかくなってきたら、手のスタンプを更に遠くに押したり、つま先を上に向けてやってみましょう!

さらに効果的です!

最初のうちは親御さんがお子様のついた手をちょっと遠くにしてあげながら背中を押したり、足の開きを大きくしてあげて下さい!

開脚前転の動きの流れ

CHECK

①前転をしながら足を開く
まずは前転をして起き上がりながら、足を開きます!

お布団等を敷いてやる時は「お布団の外に足が出るくらいいっぱい開いてごらん!」等声を掛けてあげましょう!

起き上がる時に手は床につかずに前に伸ばしましょう!
     ↓
②足の間に手をつく
足を開きながら起き上がれたら、今度は開いた足の間に両手をつきましょう!

後述しますが最初は足の付け根近くに手をつきましょう!
     ↓
③床を押しておしりを上げる
最後はついた手で床を押してお尻を上げましょう!

最重要ポイントは①〜③を一気にやる!

開脚前転で最も大切なポイントは①〜③までを一呼吸一動作として行う!という所です!

例えば①〜②までを一動作で練習して、その後に③の動作をやっても②の後にどうしても一度止まってしまいます!

②と③の動作がスムーズに連動できないのです!

そして②と③をスムーズに連動させようとすると、とても時間が掛かります…。

最初はお尻を上げる時に膝が曲がっててもいい

なので、最初は開脚した時に膝が曲がっていてもいいし、手をつく場所が少し変でもいいです!

それよりも回り始めてから、お尻を上げるまでの動作は止めないことに重きを置いて練習しましょう!

この意識づけが最も大切です!

魔法の呪文は“グー、パー、スタンプ、おしり”

①〜③を一動作一呼吸でやる意識づけをする時は、やりながら次の動作をイメージできるように、魔法の呪文を言ってあげましょう!

それは…

「グー、パー、スタンプ、おしり」です!

前転(グー)
  ↓
足を開く(パー)
  ↓
足の間に手をつく(スタンプ)
  ↓
手で床を押しておしりを上げる(おしり)

この呪文をやりながら同じスピードで親御さんが言ってあげて下さい!

お子様自身で言いながらやっても効果的です!

言うスピードは普通で大丈夫です!

最初は呪文のスピードについていけないかもしれませんが、お子様の動作スピードに合わせてなくて大丈夫です!

段々と呪文のスピードについていけるようになります!

おしりを上げる所は手伝ってあげましょう!

開脚をする時は足をいっぱい開きましょう!

足の開きが足りないと、おしりを上げるのは簡単ですが〝開脚〟前転とは言えなくなってしまいます…。

結果的に膝が曲がってしまったとしても、①~③を練習する時から意識してやりましょう!

足をいっぱい開くとおしりを上げるのも大変です…。

また最初は手をついてから床を押すタイミングがズレてしまったり、押す力が弱かったりするので、手をついた後にお子様のおしりを“ちょん”と上に押してあげましょう!

お尻が上がると自然に手で床を押せる姿勢になるので、押すタイミングを掴めるようになります!

またおしりを上げる動作を忘れがちな時も、手伝ってあげることで一動作として認識できるようになります!

おしりが上がるようになってきたら段々と補助の力を弱めていったり、なくしていきましょう!

細かい所をキレイにできるようにしましょう!

①〜③までが一人で出来るようになったら、細かい所を意識してやってみましょう!

具体的には以下の3つです!

1、手をつく場所

足を開いて床に手をつく時、どのあたりに手をついたらいいか?

開脚前転で手を体の近くにつく女の子

最初は足のつけ根近辺についてやってみましょう!

体の近くにつくと床を押しておしりを上げる感覚を掴みやすくなります!

ただこの位置に手をつくとおsじりを上げる時に膝が曲がりやすくなるデメリットもあります!

開脚前転で手を体の遠くにつく女の子

逆に体より少し前につくと膝が曲がりにくくなります!

足の筋力と柔軟性、体幹がしっかりしてる子だと手で床をあまり押さなくてもおしりを上げられます!

そういった場合はあえて体の近くに手をついて床を強く押す必要がないので、こちらの方がおススメです!

どのあたりに手をつくとやりやすいかは個々で違うと思います!

お子様が膝が曲がりにくく、おしりを上げやすい場所を聞いてあげて下さい!

2、足を開くタイミング

足を開くタイミングは、起き上がる時です!

起き上がる途中のように足を開くのが早すぎるとバランスを崩しやすく、起き上がれなくなってしまいます…。

足を開くタイミングが掴めない時は、親御さんが「パー」とタイミングを伝えてあげて下さい!

3、膝を伸ばす

膝を曲げて開脚前転をする女の子

手をついておしりを上げる時に膝が曲がりやすくなります!

①~③の動作を止めずに練習する時はこのように膝が曲がっていてもOKです!

膝を伸ばして開脚前転をする女の子

おしりを上げるまでの動作が出来るようになったら、最後まで膝を伸ばしてやってみましょう!

立ち方

最後は開脚前転後の立ち方の練習をしましょう!

これは正直やらなくてもいいと思われるかもしれませんが、個人的に膝が伸びたきれいな開脚前転の後にゴチャゴチャっと立つのがすごくもったいないなぁと思って、子ども達にも教えるようになりました!

私オリジナルの立ち方ですが、ぜひやってみて下さい!

CHECK

おしりを上げたら…

両手を更に前につく
     ↓
ジャンプして足をグーにする
     ↓
バンザイをしながら立つ

まとめ

いかがでしたか?

開脚前転は柔軟性がないと足を伸ばして開脚が出来なかったり、体幹がないとうまく起き上がれない技です!

しかし見た目で感じるほど難しくはなく、手をつかずに起き上がる前転が出来ればすぐに出来るようになります!

お子様が“できた!”の達成感を味わいやすく、布団やマットがあればお家でも練習できます!

ぜひやってみて下さい!

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