教諭歴17年目の現役の幼稚園教諭として、これまで3000人以上の子ども達に鉄棒や跳び箱、マット運動などの体操、運動指導をしてきました!
突然ですが雨の日や猛暑日で外で遊べないと、お子様が室内で身体を動かしたい時があると思います。
そんな時…
- 室内で身体を動かすって具体的にどんなことをしたらいいのか?
- 室内運動の時の準備や注意点ってあるの?
と困った経験があるかと思います。
今回は室内で体操や運動をする時の準備や注意点についてご紹介します。
室内での運動って何がある?
お子様が部屋で身体を動かしたいって言った時、どんな遊びを提案してますか?
私なら以下の3つのどれかを提案してみます。
スポーツトイ
まずはスポーツトイですね。
トランポリンを始め、手軽に運動能力を伸ばせるおもちゃが多くあり、楽しく身体を動かせます。
親子遊び
次は親子でできる触れ合い遊びです。
お子様だけでなく親御さんもいい運動になりますし、一緒に遊ぶことで親子間の信頼関係も深まります!
体操種目の練習
最後は前転やブリッジ等のマット運動の練習です。
これは幼稚園や保育園、小学校の体操、体育の授業でできなかった技を練習するため、逆にできた技を親御さんに見せる時ですね!
準備と注意点は?
では室内体操、運動時の具体的な準備と注意点にはどんなものがあるのでしょうか?
大きくは以下の6つになります。
裸足になる
まずは裸足になるです。
靴下を履いたまま体操や運動をすると…
怪我の防止や踏ん張って身体を支える体幹を鍛えるためにも、室内での運動前は必ず裸足になりましょう!
また裸足で過ごすことで足裏が刺激されて、脳の発達や運動能力の向上に繋がります。
髪を結ぶ
髪が長い子は結びましょう!
結ばずに運動すると髪が顔に掛かり視界が悪くなったり、集中できなくなってしまいます。
また耳付近で髪を結ぶとブリッジや倒立等、顔の近くに手をつく技の練習をする時は、髪を手で踏んでしまいます。
なので髪の結び方はツインテールではなく、襟足でポニーテールにしましょう。
柔軟体操をする
次は運動前の柔軟体操です。
これは特に専門的な技を練習する時にやると、怪我防止として効果的です!
また筋力アップや体幹を鍛えられる補強運動もおすすめです。
広いスペースをつくる
遊びや運動の前に部屋の環境を整えてあげることも大切です。
例えばおもちゃや物が散らかっている部屋で思いっきり身体を動かして遊べるでしょうか?
遊んでいる途中で物につまづいたり、踏んだりして転倒してしまいますよね。
身体を動かして遊ぶ際は必ず片付けをしてからにしましょう。
またテーブルや椅子等の動かせる家具があれば部屋の端に寄せおき、なるべく広いスペースをつくってあげてください。
体操用のマットを敷く
次の準備は体操用のマットを敷いてから遊ぶです。
これは特に専門的なマット運動の練習や登って遊ぶジャングルジムのような複合遊具で遊ぶ際に効果的です。
布団等を重ねて敷いてもいいのですが、落下した時のクッション性が全然違うので、体操用のマットの方がもしもの時の大怪我のリスクを大幅に軽減できます。
普段から家で前転等のマット運動をやることが多かったり、登り降りをするスポーツトイがあるご家庭は一枚用意しておくことをおすすめします!
見守りながら一緒に楽しむ
最後はお子様の運動を見守るです。
忙しいとどうしてもお子様だけで遊ばせてしまいがちです。
しかし様子を見ていないと怪我をした時、しそうな時に気付いてあげられません。
また上手にできた所は親御さんに見ていてほしいですよね!
褒めてもらえれば自信もつきますし、親御さんもお子様がどんな運動が得意、苦手なのか、その身体能力、運動能力を把握するいい機会です。
そして親御さんも一緒にやってあげると、お子様の運動や遊びに対する意欲も向上していきます!
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介した6つの準備と注意点に気をつければ…
- 怪我のリスクを大きく軽減できる。
- 運動の効果をより得られる。
- 親子間での信頼関係が築け、お子様の運動能力を知ることができる。
- 身体を動かす遊びがもっと好きになる。
- 外で遊べない日でも安全に身体を動かすことができる。
ぜひお家で運動する際に試してみてくださいね!
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