怪我をしにくい身体になろう!幼児期にやっておくべき、おススメの柔軟運動5選!

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柔軟

教諭歴16年目の現役の幼稚園教諭として、これまで3000人以上の子ども達に鉄棒や跳び箱、マット運動などの体操、運動指導をしてきました!

今回は幼児期におススメの柔軟運動を5つご紹介します!

これは私が実際に幼稚園の体操教室で行っているもので、ご家庭でも取り組みやすい5つを選びました!

子どもの頃に柔軟運動をするメリットや、やる際の注意点についても併せてご紹介したいと思います!

部屋で柔軟体操をする女の子達
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幼児期の柔軟の重要性とは?

なぜ身体が柔らかい方がいいのでしょうか?

柔軟性が高いことで得られるメリットは大きく分けて以下の3つです!

1、怪我予防に繋がる!

身体が硬いと手足が十分動かず、運動中だけでなく日常生活でも怪我をするリスクが高まります!

柔軟運動は筋肉の柔軟性を高め、関節の動きを良くします!

その結果、怪我を未然に防ぎやすい身体になると言われます!

2、免疫力UPに繋がる!

筋肉や腱(けん)の柔軟性が高まると血行が良くなり、基礎代謝が上がります!

体が活性化され免疫機能が高まり、疲労回復や風邪を引きにくくなると言われています!

3、子どもの頃にやった方が柔らかくなりやすい!

子どもの頃はもともと筋肉も腱(けん)も柔らかいです!

柔軟運動をすることで更に柔らかくなりやすいです!

大人になると段々体が硬くなると言われていますが、それは柔軟運動をしないことで筋肉や腱(けん)が硬くなってしまうからです!

幼児期から柔軟運動をやることで習慣化できれば、大人になってからも柔軟性を維持できます!

4、リラックス効果がある!

柔軟運動は心と体をリラックスさせて緊張をほぐしてくれます!

柔軟をする時の注意点

大きく分けて以下の2つです!

・息を吐きながら行う!
 やりながら息を止めてしまうと、痛みを感じやすいだけでなく柔軟の効果も半減してしまし
 ます…。

 「フー!」と息を吐きながらやりましょう!
 
 秒数をお子様が数えるのもいいですね!
 「1、2,3・・・」と声に出して数えることで、自然に息を吸ったり吐いたり出来ます!

・勢いをつけず、ゆっくりと行う!
 勢いをつけると筋肉や腱(けん)を痛める危険があります!

 伸ばす時はゆっくり行いましょう!

1、ちょうちょ

では具体的にどんな柔軟体操があるか、ご紹介します!

まずはちょうちょです!

これは足の形がちょうちょに似ているからですね!

準備のポーズは…

CHECK

座ったら、足の裏を合わせる
     ↓
足を自分の体に近づける
     ↓
足の先を両手で掴む

柔軟のちょうちょで足の裏を正しく合わせられてる女の子

足の裏をくっつけたら、自分の体の方に近づけましょう!

柔軟のちょうちょで足の裏を間違って合わせてる女の子

近づけ方が甘く、足と体の間に隙間が空いてしまうと効果が半減してしまうのでご注意下さい…。

羽をパタパタさせよう!

準備のポーズができたら両足をちょうちょの羽に見立てて、足をパタパタと上下に動かしてみましょう!

羽を押してみよう!

今度は両膝を下に向かって押してみましょう!

膝が床につけば、かなり股関節が柔らかいです!

あまり無理をして押さず、痛気持ちいいくらいの場所で止めましょう!

こんにちはをしよう!

最後はおへそを見ながら前屈(こんにちは)をしてみましょう!

おでこが足先につけられたらバッチリです♪

POINT

・ちょうちょ全般をやると股関節(両足のつけ根)の可動域(動く幅)が広がります!

・2~3歳くらいのお子様でも無理なく出来ると思います!

2、足の先を食べちゃおう!

長座(両足を伸ばして座る)をして、おへそを見ながら両手でつま先を掴んでみましょう!

「手をパクパクして、こんにちはをしながら足の先っぽを食べてみよう!」なんて声を掛けてあげると、お子様も楽しめると思います♪

こんにちはをする時は息を吐きながらやりましょう!

膝におでこがつけられるようになれれば、柔軟性が上がってきた証拠です!

POINT

・ハムストリングス(太ももの後ろ側)が柔らかくなります!

・2~3歳くらいのお子様でも無理なく出来ると思います!

大人の補助

より効果的に行えるように、下記のような時は親御さんが手伝ってあげて下さい!

CHECK

・膝におでこがつかなかったり、前を見ながら前屈してしまう時は後頭部を少し下向きに押してあ
 げましょう!

・膝におでこをつける際に、膝が曲がってしまうと効果半減です!
 なので膝を下に押して、曲がらないようにしてあげましょう!

押してあげる時は、あくまで少しの力でちょっとずつにしてあげて下さい!

強く押し過ぎると、筋肉や腱(けん)を痛める原因になります!

3、開脚

CHECK

足を開ける所まで開く  
「もう開けないよ~っていう所まで、足を大きくパーにしてごらん」
     ↓
バンザイをする     
「そのままバンザーイ!」
     ↓
息を吐きながら&おへそを見ながら、バンザイした手を前につく
「おへそを見ながら、手のスタンプを遠くに押してごらん!」

手のスタンプを押す時に息を吐きましょう!

両手でスタンプを押した状態で、更に前に手を伸ばせそうなら「もっとスタンプを前にしてごらん!」と声を掛けてあげて下さい!

POINT

・床に胸がつくようになったら、つま先を上に向けながらやってみましょう!
 さらに効果的です!

・股関節(両足のつけ根)とハムストリングス(太ももの後ろ側)が柔らかくなります!

・3歳以上のお子様向けです!

開脚前転の準備体操にも最適です!

大人の補助

最初のうちは親御さんがお子様のついた手をちょっと遠くにしてあげながら背中を押したり、足の開きを大きくしてあげて下さい!

4、あざらし

CHECK

お腹の近くに手をつき、肘をまっすぐ伸ばしたまま
      ↓
後ろを向きながら、足と頭をくっつける

足と頭がくっつかない場合は、無理してくっつけようとしなくて大丈夫です!
無理してくっつけようとすると、太ももの裏の筋や筋肉を痛めてしまいます!

くっつけようとしなくていいので、印のようになるべく足と頭が近づくように、足の指の先まで力を入れて伸ばして下さい!

ここがとても大切です!
足先まで力が入ってないと、ふくらはぎが伸びずに、柔軟性が身につきにくくなってしまいます!

足先までピンと力を入れ、頭の方に伸ばしていく意識を持って練習をしていくと、自然に足と頭をくっつけられる柔軟性が身についているはずです!

また肘が曲がりやすいので、伸ばしてやりましょう!

POINT

・アザラシをすることで背中、腰、太ももの裏、ふくらはぎといろんな箇所をまんべんなく 
 伸ばせますし、腕で床を押す支持力も強化できます!

・3歳以上のお子様向けです!

アザラシはブリッジのような背中を反る技の準備体操にも適しています!

5、エビ

CHECK

仰向けに寝る
  ↓
手の平で床を押しながら、両足を頭の後ろにもってくる

POINT

・ポイントは手の平で床を押すという点です!
 手の平で床を押さないと、足を上げた時におしりが落ちてきてしまいます!

・肩関節や背中、腰付近が柔らかくなります!

段々と時間を長くしてみましょう!

最初は5~10秒くらいの短い時間で大丈夫です!

各技のポーズや息の吐くポイントを覚えられたら、段々と時間を伸ばしてみるのがおススメです!

それでも幼児期では30秒くらいまでにしましょう!

いつやるのが効果的?

柔軟運動はお風呂上りや軽い運動後にやるのが効果的です!

ゆっくり湯船に浸かったり、運動して体が温まっていると筋肉や腱(けん)も柔らかくなっているので、痛みを感じることも少ないです!

ただ幼児期のうちはあまり厳密にやらなくても大丈夫です!

むしろ遊び感覚でいつでもどこでも楽しんでやることをおススメします!

柔軟はどれだけやるかの回数が重要です!

短時間でもいいので、できれば毎日、遊び感覚でお子様自身がすすんでやれるようになるといいです!
それには親御さんが遊びの一環として楽しんでできるように、配慮してあげて下さい!

まとめ

いかがでしたか?

柔軟運動は幼児期にやっておくのがとても重要ですが、他の遊びと比べ楽しさを感じにくいです…。

最初は短時間で1~2つ、遊び感覚で親御さんも一緒にやってみて下さい!

お子様も一緒に出来て楽しいですし、親御さんも柔軟性UPで一石二鳥です♪

ぜひお子様と一緒にやってみて下さいね!

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