教諭歴16年目の現役の幼稚園教諭として、これまで3000人以上の子ども達に鉄棒や跳び箱、マット運動などの体操、運動指導をしてきました。
前回、一番効果的な自転車練習方法をご紹介しました!
これは自転車に乗れるようになる技術、自転車を操れるようになる技術です!
でも自転車に乗れるようになる技術を身につけても、それだけでは道路を安全に走るには不十分です!
自転車に乗る技術を使う場所である道路でのルールも覚えないと、安全に走ることができないですよね?!
道路にいるのは自分だけではないのですから...。
つまり…
・自転車に乗る技術
・乗る技術を使い、道路を安全に走る方法を知り、実践する技術
は別物であると共に、この2つのどちらもがないと自転車で安全に道路を走ることができないということです!
なので今回は自転車に乗れるようになったら、その後…
安全に道路を走りながら、ルールや気をつけることを教える為には親や大人はどのような動き、フォローが必要なのか
について、その方法をご紹介したいと思います!
これは実際に我が子が自転車で道路デビューをする時に考え、実践したやり方をまとめたものになります!
まだ自転車に乗れるようになっていないお子様でも大丈夫です!
補助輪付きの自転車や三輪車、ストライダー等に乗って道路での走り方、ルールを先に覚えちゃうのも全然ありです!
ただ補助輪なしで自転車に乗れるようになったばかりで、転ぶ回数が多かったり、乗ること自体にまだ恐怖心があるのなら、まだ道路を走るのは止めておきましょう!
自信や自転車の操作の能力が向上するまで、自転車に乗ることが許されている公園や広場で練習することをおすすめします!
参考にして頂けると幸いです!
1、自転車に乗ってるお子様に並走する
自転車に乗っているお子様の横を自転車に乗らずに並走する!
ここが個人的には一番大切なプロセスだと思います!
お子様が自転車に乗れるようになると、次にご紹介する3だけをやりがちです!
しかし3は親御さんも自転車に乗っているので、万が一の時にとっさに子どもを助けられません!
道路を走り始めたばかりの時期にはこれだけでは不十分です!
ここが個人的に一番気になったので、我が子が自転車で道路デビューをしてから、しばらくはこの2を実践しました!
24時間テレビのマラソンランナーの横にいる“黄色バンダナのおじさん”こと坂本さんばり、ずっと一緒に走りました笑
横で自転車に乗らずに走ることで…
等、他の人もいる道路を自転車で走ることに慣れてない、道路でのルールや約束がわからない時に“声が届きやすいので”危険な時にその都度教えられる““すぐに子どもを守れる”といったメリットがあります!
確かに自転車の子どもの横を走ってついていくのはとても大変です笑
しかしこのプロセスは私自身今振り返っても、やってよかった!と強く感じます!
“せっかくのチャンスだから日頃の運動不足を解消しよう”くらいの気持ちで、ぜひ走って下さい笑
2、お子様と一緒に自転車で走る
2である程度、他の人や自転車、車がいる道路に慣れてきたら、いよいよ親御さんも自転車に乗って一緒に走って下さい!
この時に注意して頂きたいのは“できれば、お子様に前を走ってもらい、親御さんはその後ろを走った方がいい”ということです!
これはお子様の様子を見やすい位置だからです!
親御さんが前にいると後ろのお子様の様子をちょくちょく確認しながら走らなくてはいけません!
これは非常に危険です!
私も昔、後ろを走っている我が子に声を掛けている時、前方不注意でヒヤッとしたことが何度かありました笑
道順は後ろから声を掛けてあげればお子様も迷わず進めますし、間違えた時もすぐに声が掛けられますよね!
ただお子様が先を走るのが不安ということであれば、無理に前を走らせる必要はありません!
子どもは親の姿が見えないと不安になりますし、逆にお子様が親御さんがちゃんと後ろをついてきてるか、後ろをキョロキョロ振り返り危険な目にあってしまったら本末転倒です…。
その他の注意点
まとめ
自転車に乗れるようになると行動範囲も広がります。
それに伴い、道路を走ることで危険も増えますよね?!
その反面で“道路は自分だけが使うのではない”“他の人のことも考えて走る”“ルールを守る”等の社会性を育む、いい機会でもあります!
ただ一度の不注意で命の危険もあるので、親御さんは言い過ぎかな…くらいがちょうどいいと思うので、お子様の様子をよく見て頂き、覚え、実践できるようになるまで必要であればどんどん声を掛け続けて下さいね!
コメント