教諭歴17年目の現役の幼稚園教諭として、これまで3000人以上の子ども達に鉄棒や跳び箱、マット運動などの体操、運動指導をしてきました!
今回はお子様が初めて自転車を買う時に知っておくべき5つのポイントとおすすめの自転車をご紹介します。
自転車を買ってあげたいけど…
どこに気を付けて選んだらいいかわからない…。
どんな自転車を選んでいいかわからない…。
という方はぜひご覧ください。
自転車デビューが早まってる?
ひと昔前は三輪車に乗る→補助輪付きの自転車に乗るというのが流れでした。
今は初めて自転車に乗る年齢は4.9歳と早くなっています。
その要因として…
- 2~3歳から乗れる自転車が販売されている。
- ストライダーのようなペダル無しの自転車ができた。
というのが大きいです!
補助輪なしの自転車に乗れるようになるためには親御さんが自転車の後ろを押さえるというのが当たり前でした。
しかし上記のような要因で初めて自転車に乗る年齢が段々と下がってきている傾向にあります。
自転車を選ぶ5つのポイント
初めて自転車を購入する時に知っておくべきポイントは以下の5つです!
1はサドルを1番低くした状態で座り、大体足の裏半分くらいが地面につくサイズを選びましょう。
幼児期は成長と共にサイズアウトしてしまい、買い換える必要があります。
なのでつま先がつくくらいのサイズを選んでおくとその分長く乗れますが、バランスを崩して転倒しやすくなります…。
怪我防止のためにも子どもの身体に合った、無理なく足がつけるサイズを選びましょう!
おおよそのサイズの目安は以下の通りです。
サイズ | 身長 | 年齢 |
12インチ | 80~105cm | 2~3歳 |
14インチ | 92~105cm | 3~5歳 |
16インチ | 98~119cm | 3~6歳 |
18インチ | 103~125cm | 4~8歳 |
20インチ | 111~140cm | 5~9歳 |
22インチ | 116~145cm | 6~11歳 |
24インチ | 120~151cm | 7歳以上 |
店舗に行って座ってみたり、交通公園ではいろんなサイズの自転車に無料で乗れるので、実際に乗ってみて乗りやすいのがどのサイズかを確認しましょう!
2のセミアップハンドルとは持ち手が身体の方を向いている1番オーソドックスなハンドルです。
なぜセミアップハンドルがいいのか?
それは背筋が伸び、バランスを取りやすい姿勢で乗れるからです。
持ち手が真っ直ぐなストレートハンドルだと前傾姿勢になってしまいます…。
自転車に乗る練習をする時や乗れるようになったばかりの時はセミアップハンドルタイプの自転車を選ぶようにしましょう!
3はお子様が好きなキャラクター、デザインや色の自転車にしてください。
親御さんが値段や機能性を見て「こっちの方がいいんじゃない?」と言いたくなる気持ちもわかりますが、お子様が気に入った自転車を尊重してあげることで自転車に愛着が湧き、自転車に乗ることがより楽しくなるはずです。
4のカゴ付きも同じですね。
カゴに好きなおもちゃを入れて公園に行く!
パパママと一緒に買い物に行って、買ってもらったお菓子をカゴに入れて持って帰る!
これだけでも子どもはワクワクします!
最初は自転車に乗ること自体が楽しい遊びであり、身体能力や運動能力を伸ばす運動です。
自転車に乗ることが楽しくなる要素があることで、より自転車に乗る頻度が増え、乗り方が上手になったり身体能力、身体能力も向上していきます。
5の鍵は最初から自転車についているものを選ぶと便利です。
ワイヤー式の鍵だと子ども自身でつけたり、外したりが大変ですよね。
鍵つき自転車のメリットとして…
12、14インチのように小さいサイズの自転車だとついていないものもあるので、そういう時は自転車屋さんに持っていってつけてもらいましょう!
初めて購入する時におすすめの自転車
子どもの特にこれがいいという希望がない…。
種類がいっぱいあって、どれを選んだらいいかわからない…。
という時はこちらがおすすめです!
鍵の取り付けが必要になってきますが、お子様に特にこだわりがなく、どれにしようか迷った時にはぴったりです!
リサイクルショップでサイズが合うものあれば中古もおすすめです!
また乗る練習をしたい時にはこちらがおすすめです!
こちらのおすすめポイントは…
ペダルを後からつけることができるので…
ストライダー&自転車の2つを買わなくていいのでコスパいいですね。
またブレーキもついているので安心、安全です!
道路を走る時の注意点
実際に自転車で道路を走る時の注意点として…
まずは自転車保険に加入しておきましょう!
自転車保険とは交通事故などで相手や相手の所有物に損害を与えてしまったり、自分が怪我をした時に補償してくれる保険です。
近年、全国各地で自転車保険への加入を義務化する自治体が増えています。
子どもは大人よりも視野が狭いことから危険を察知しにくいです。
またスピードを出し過ぎてしまったり、左右を確認し忘れる等で自分自身だけでなく、周りの人や物に危害を加えてしまう可能性が高いです。
相手だけでなく自分や家族を守るためにも道路を走る際は保険に加入しておくのがいいでしょう!
ヘルメットもお子様の身体や安全を守るためにも小学校低学年~中学年くらいまでは必ず被りましょう!
また道路を走ることに慣れないうちは親御さんが横で並走しながら見守ってあげましょう!
自転車に乗れるようになる能力と、それで道路を走る能力は別です。
人や物を避けながら走ったり、標識の意味や交差点で一時停止する、どこを走るか等、安全に公道を走るために気を付けることは多いです。
周りに気を付けながら親御さんが乗る自転車の後ろを走れるようになるまで、お子様の横で安全を確保しながら見守ってあげましょう!
まとめ
いかがでしたか?
ぜひお子様の自転車の購入の参考にしてください!
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