教諭歴17年目の現役の幼稚園教諭として、これまで3000人以上の子ども達に鉄棒や跳び箱、マット運動などの体操、運動指導をしてきました!
今回は幼児、小学生におすすめのスポーツ、バスケットボールについてご紹介します!
習い事としてもおすすめですが、具体的にどんな運動能力が伸びていくのか?
その他掛かる費用やデメリットまで詳しく解説していきます。

バスケットボールは今注目のスポーツ!

近年…
- アメリカの男子プロバスケットリーグであるNBAで八村塁選手が活躍。
- 2015年には日本でも男子プロリーグであるBリーグが発足。
- 2020年の東京オリンピックでは女子バスケットボールチームが男女通して史上初のメダル獲得(銀メダル)
といった日本人選手やチームの活躍、男子プロリーグの発足等のニュースで日本でもバスケットボールが注目されています。
バスケットボールは習い事としてもおすすめ!
そんな今注目されているバスケットボールですが、子どもの習い事としてもおすすめです!
具体的に…
- どんな所がおすすめなのか?
- どんな能力が伸びていくのか?
向上する身体的能力と内面的な成長に繋がる能力に分けてご紹介します。
身体的に向上する能力
まずは身体面で向上する能力は以下の通りです。
- 体力、持久力がつく。
- 瞬発力、反射神経がアップする。
- 全身の筋力、筋持久力がアップする。
- バランス能力が向上する。
- ボールの操作能力が身につく。
- コーディネーション能力が身につく。
- 空間認知能力が身につく。
まずはコート内を走り続けることで体力、持久力がつきます。
またドリブルで相手を抜こうとしたり、相手からボールを取ろうとする時は相手の動きに合わせて素早く動いたりと、スピードに緩急をつけた動きをする必要があるため、瞬発力や反射神経も向上します!
ドリブルをしたり、走ったり、ジャンプすることで下半身の筋力、筋持久力アップはもちろんのこと、バランスを崩さないようにボールを操作することで背筋や腹筋といった上半身を含めた、全身の筋力、筋持久力、バランス能力もアップしていきます。
そしてボールにいっぱい触れることでボールを自在に操る、操作能力も徐々に身についていきます。
また身につけられる身体能力としてコーディネーション能力もあります。
コーディネーション能力とは1970年代に旧東ドイツで生まれた、状況に合わせて“身体の動き”や“力の加減”を調整する運動能力です。
コーディネーションとは「調整」「一致」という意味です。
コーディネーション能力には7つの能力があり、バスケットボールはこの7つの能力を身につけるのに最適なスポーツの1つです!
最後は空間認知能力です。
空間認知能力とは…
物の形や場所、向き、大きさ、姿勢、スピード、物や人同士の位置関係などをすばやく正確に判断できる力。
パスやドリブル、落下するボールを追いかけることで…
〝あそこにあるボールをとるには、どれくらい近づいたらとれるか〟
〝どの位置にボールが落ちてくるのか〟
“どこに味方がいるのか”
といった空間認知能力が自然と身についていきます。
内面的な成長に繋がる能力
次に内面的な成長に繋がる能力です。
- 協調性が身につく。
- コミニュケーション能力が身につく。
- 大きい声で挨拶ができるようになる。
- 集中力が身につく。
バスケットボールはチームスポーツなので仲間とコミュニケーションをとって連携しないと試合で勝てません…。
そのため自然と協調性、コミュニケーション能力が養われていきます。
またサッカーに比べるとコートが狭くゲームの展開も速いので、ボールや相手の動きを観察しながら動くことで集中力も身についていきます!
デメリットは?
いろんな能力を伸ばせるバスケットボールですが、デメリットというか注意点として挙げられるのが…
怪我のリスクがある点です。
どんなスポーツや運動も怪我のリスクは当然ありますがバスケットボールは他のスポーツに比べ…
- コートが狭い。
- 人数も相手チーム合わせて10人と多め。
- 動きが激しく、展開が速い。
- 相手を抜く時やディフェンスの際、相手と接触することが多い。
- シュートやボールを捕る際、ジャンプをすることが多い。
といった特徴があります。
特に相手と接触をした時に転んだり、ジャンプ後に着地をし損ねて足をねんざしたりとサッカー等の他のチームスポーツに比べて怪我の頻度が多く、程度も大きいという注意点があります。
何歳から習える?
バスケットボールは何歳から習えるのでしょうか?
これは後述になりますが…
- スポーツ少年団だと小学校1年生から。
- 民間のバスケットボールチームだと年中~年長、4~5歳から。
入れる所が多いようです。
チームによって様々なので、お目当てのチームがあれば最初に確認しておきましょう。
幼児期ではそんなに難しいことはせずにボールに慣れ、親しんでもらうことを目的とする練習から始めます。
小学校の体育の授業ではドッジボールや体力測定のボール投げ等、球技も多くやるので幼児期からボールに慣れておくのは大きなアドバンテージといえます。
習うにはどうしたらいい?
バスケットボールを習える所は大きく分けて以下の2つです。
- スポーツ少年団
- 民間のバスケットボールチーム
スポーツ少年団とは通称〝スポ少〟と呼ばれるスポーツを通じて健全な発達を目指すことを目的としている非営利団体です。
主に小学生がやっているミニバスと言われているミニバスケットチームです。
特徴としては昔からある地域密着のチームが多く、監督やコーチもボランティアなので、わきあいあいとした雰囲気の傾向があります。
もう一つは株式会社のような企業が運営する民間のバスケットボールチームです。
こちらはプロの指導者が指導してくれるので、技術向上を目的としている時におすすめです。
その他以下のような違いがあります。
月謝 | レッスン日 | コーチや監督 | 保護者の手伝い | |
スポーツ少年団 | 安め | 土日が多い | 地域のボランティア | ある所が多い |
民間のバスケットボールチーム | 高め | 平日の夕方が多い | バスケットボール指導のプロ | ない所が多い |
費用は?
月謝や道具等の費用も気になる所ですよね?!
これもスポーツ少年団と民間のバスケットボールチームでは異なります。
スポーツ少年団 | 民間のバスケットボールチーム | |
入会金 | 約1,000円~3,000円 | 約8,000円 ※入会時一度だけ支払い |
年会費 | 約1,000円~3,000円 | 約8,000円 ※年1回支払い |
月謝 | 約2,000~5,000円 | 約7,500~8,000円 |
スポーツ保険代 | 約1,000円~2,000円 | 約1,000円~2,000円 |
月謝は民間の バスケットボールチームの方が高いことが多いです。
これは指導者の人件費等、運営に費用が掛かるためです。
逆にスポーツ少年団の月謝が安いのは指導者がバスケットボール経験者のパパや学生等、地元のボランティアなので人件費が掛かっていないためです。
スポーツ少年団は入会金、年会費が掛からないチームも多いです。
その他にも…
- ボール
- バッシュ(バスケットシューズ)
- バッシュケース
- 練習着
- バスパン(バスケットパンツ)
- ソックス
- バッグ
等の備品代とチームによってはチームのユニフォーム代が掛かります。
おすすめのバスケットボールスクールは?
おすすめのバスケットボールスクールはハーツです。

バスケットボールスクールハーツは全国に約660教室あり、3~12歳まで通える バスケットボールスクールです。
おすすめポイントとして…
- 北海道から九州まで全国にスクール展開をしているので自宅から通いやすい教室を見つけやすい。
- 「認めて、褒めて、励まし、勇気づける」という指導方針のため技術指導だけでなく、子どもの自立心、協調性、マナー・礼儀、コミュニケーション能力などの人間性を育つ。
- 指導者全員がプロ。
- お茶当番や試合の祝勝会等、保護者の負担が一切なし。
デメリットとして…
- 練習時間が短い。(週1回約1時間)
まずは見学や体験教室への参加がおすすめ!
気になるバスケットスクールがあれば見学や体験教室に参加してみましょう!
- わりと厳しめなのか?みんなでワイワイ楽しくなのか?
- コーチはどんな人?
- どんな練習をしている?
- 子どもの数は多いチームなのか、少人数のチームなのか?
- 保護者の手伝いはある?
お子様の性格や運動能力に合った雰囲気や指導内容かを確認することが大切です!
まとめ
いかがでしたか?
バスケットボールに興味があるか、まずは親御さんと遊びとしてやってみて習ってみたいか聞いてみるのもいいと思います。
お子様が興味を持ったら、ぜひ習うかどうかを検討してみてください。
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