教諭歴16年目の現役の幼稚園教諭として、これまで3000人以上の子ども達に鉄棒や跳び箱、マット運動などの体操、運動指導をしてきました！
今回は公園の遊具で代表的な滑り台についてご紹介します！
滑り台はどの公園にもあり、スピード感や疾走感を手軽に味わえる人気の遊具ですよね？！
- 上手に滑る方法とかコツって？
- うまく滑れない…。
- 怖いと言って遊ぼうとしない時はどうすればいい？
- 滑り台で遊ぶと身体のどんな能力が向上するの？
こんなお悩みや疑問がある親御さんは必見です！
楽しく遊べるようになり、身体能力を伸ばしましょう！
滑る前の注意点
滑り台を滑る前に以下の準備をしましょう！
- 首に掛けているストラップや背負っているリュックはとっておく！
これは滑り台に引っ掛からないようにする為です！ - 女の子はズボンになろう！スカートの時は下にレギンス等を履こう！
素足にスカートだと滑る時にスピードが出ません！
ズボンやレギンスだと滑りがよくなります！
対象年齢は３歳以上になっているものが多いです！
滑り台の形状によって対象年齢が異なっているので、対象年齢を確認してから遊ぶようにしましょう！
滑り台のどこかにシールが貼ってあり、そこに書いてある場合が多いです！
最初はうまく滑れない…
滑り台であまり遊んだことがないと滑りながら体が横にグラグラしたり、滑ることを躊躇してしまいます…。
これは…
- 滑りながらバランスとる為の筋力が足りない…。
- 高さからの恐怖心がある…。
この２つが主な原因です！
1.バランスをとる為の筋力が足りない時は…
滑る時には背筋を伸ばしましょう！
そしてお腹に力を入れる！
この2つを意識すると体幹、バランス能力が向上し、バランスを崩さずに滑れるようになります！
2.高さからの恐怖心がある時は…
高い所から滑るのが怖い時は、以下の２つの方法を試してみて下さい！
- なるべく傾斜がなだらかで、短い滑り台を選ぶ！
- 親御さんが膝にのせて一緒に滑る！
傾斜がなだらかだと滑るスピードもゆっくりになるので怖さも軽減されます！
また親御さんと一緒なら安心して滑れますよね！
室内用の滑り台で毎日遊ぶのも、恐怖心をなくせるおすすめの方法です！
スピード調整の仕方
滑るスピードが速いとバランスを取るのが難しいですし、怖さも増します…。
そんな時は滑るスピードを自分で調節しましょう！
具体的な方法として…
滑る際に足を開いて、滑り台の両端の淵を押してみて下さい！
そうすると自然にスピードが落ちます！
逆に力を抜くとスピードが速くなります！
また淵を掴んでいる手を緩めたり、握ったりすることでもスピードの調整が出来ます！
足と手のスピード調整はどちらかだけでなく、同時にやることでスピード調整をしながらスムーズに滑ることが出来ます！
他に向上する身体能力は？
滑る時は背中を伸ばして、お腹に力を入れることで体幹やバランス能力が向上するとお伝えしました！
他にも下記のような能力が向上します！
足腰が強くなる
滑る為に階段を登る事で、下半身やお尻の筋力UPに繋がります！
握力や腕の筋力もUPする
登る時に手すりを自分の方に引きつけながら登る事で…
- 背筋や腕の筋力、握力も併せて発達する！
- 登る+手すりを使う事で、手足をうまく連動させる動作も身に付く！
滑り台は意外にも腹筋、背筋、下半身、腕といった全身を使う遊びなんです！
また2歳前後くらいの時は登り降りの際にバランスを崩して落下する危険があります…。
落下してしまった時に備え、お子様を受け止められるように大人の方が階段下にいてあげましょう！
いろんな遊び方について
座って滑って遊ぶのが滑り台ですが、滑り台を逆から走って登ったり、頭から滑ったりする子どもを見かけたことはありませんか？
ああいう遊び方をしていいのでしょうか？
基本的に滑り台は座って滑ることを想定して作られた遊具なので、上記のような遊び方は推奨されていません！
ただ個人的な意見ですが、一定の条件下ではいいのでは？と思います！
その条件は…
- 怪我のリスクがあまり高くない遊び方をしている！
- 上から滑ってくる子がいない時にやる！
- 小さい子が周りにいない時にやる！
- やる事のリスクや周りの状況をある程度判断し、回避できる年齢であること(小学校中学年以上)
個人的な意見ですので、賛否あると思います…。
ただ何でも「危ないからダメ！」と禁止するのではなく、子どもが自分で考えた遊び方をなるべく認めてあげるのも大切だと思います！
各家庭で考え、判断をしてお子様と遊ぶ時の約束を決めましょう！
まとめ
いかがでしたか？
ただ滑るだけと思われがちな滑り台ですが、遊んでいくうちにいろんな身体能力が向上するんですね！
滑り台に限らず、公園の遊具はどれも遊ぶだけで身体のいろんな能力を伸ばすことが出来ます！
ぜひお子様と遊んでみて下さい！
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