教諭歴16年目の現役の幼稚園教諭として、これまで3000人以上の子ども達に鉄棒や跳び箱、マット運動などの体操、運動指導をしてきました!
私は仕事柄、幼児期の運動や遊び、体操に関する本を年に大体50冊近く読んでいます。
その中でぜひ幼児期のお子様がいる親御さんに、ぜひ読んでいただきたい運動系の本を3冊ご紹介します。
読めば今までの価値観が変わる、プロが本気でおすすめする本ばかりになっていますよ!
『できる子も苦手な子も!わが子の運動神経がどんどんよくなる本』
最初はスポーツトレーナーである遠山健太氏による…
『できる子も苦手な子も!わが子の運動神経がどんどんよくなる本』です。
こちらは子育て世代の親御さんにぜひ読んでいただきたい一冊です。
大体運動系の本というと…
- 指導者や専門家向けで内容が難しい…。
- 家でできる運動が載っているが試しづらく、楽しくない…。
というものが多いです。
しかしこの本では…
- 運動神経は遺伝ではなく環境で決まる!
- 運動神経を育てるには〇歳までがベスト!
- 運動の習い事ってやるべき?
- 運動を学ぶなら親との遊びが最適!
- “運動が好きな子に育てる”には親の意識が大切!
- 小学校の体育にむけて、どんな準備が必要?
- 運動が得意になる基本動作って?
- 親子の触れ合いの中で基本動作を経験させる一工夫とは?!
- お手伝いや公園遊びで自然に基本動作を身につけよう!
等、幼児期の親として知っておくべき運動に関する知識を、わかりやすく紹介しています。
上記のことは、私もこれまでの指導経験から得たことをお伝えしてきました。
この本では類似する主張も多かったですが、また別の切り口や伝え方で運動や遊びの重要性や普段から意識すべきこと、知っておくべきことが書かれています!
漫画になっている所もあり、非常に読みやすくなっていますよ!
これを読んで普段の遊びや習慣の中に取り入れるだけで…
- お子様の運動能力がかなり向上する!
- 何より運動や身体を動かして遊ぶのが大好きになる!
こどもの運動能力がぐんぐん伸びる公園 東京版
次も同じ遠山健太氏による…
『こどもの運動能力がぐんぐん伸びる公園 東京版 』です。
運動能力は毎日の遊びや運動の量で決まってきます。
本書では毎日無理なく遊べ、身体をバランスよく使える遊びとして公園の遊具遊びをおすすめしてします。
公園遊具は慣れ親しんだもので遊ぶのもいいですが、初めての遊具も「どうやって遊ぶの?」「楽しそう!」と、また新鮮な気持ちで遊ぶことができます。
本書は東京都内のおすすめの公園や遊具、遊び方を紹介しているロードマップになっており、東京都近辺にお住まいの方はおもしろそうな遊具がある公園を見つけられる一冊になってます!
個人的には他の県版も出して欲しいな。
幼児の運動あそび親子で楽しむ魔法のレッスン帖
最後は東京学芸大学の健康スポーツ科学講座准教授である髙橋宏文氏による…
『 幼児の運動あそび親子で楽しむ魔法のレッスン帖 』です。
本書は幼児期に身につけるべき動きとしてコーディネーション能力をすすめています!
コーディネーション能力とは1970年代に旧東ドイツで生まれた、状況に合わせて“身体の動き”や“力の加減”を調整する運動能力です。
コーディネーション能力は大きく分けて以下の7つです。
- 定位能力
相手や味方、ボールなどの周囲の状況と関連付けながら動きの変化を調整する能力。 - 変換能力
状況が変わった時に動作を素早く切り替える能力。 - リズム能力
耳や目からの情報を動きによって表現し、イメージを現実化する能力。 - 反応能力
合図を素早く察知し、適時に適切な速度で正確に反応する能力。 - バランス能力
空中や動作中の全身バランスや崩れた姿勢を素早く回復する能力。 - 連結能力
身体の関節や筋肉の動きをタイミングよく無駄なく同調させる能力。 - 識別能力
手や足、頭部の動きと視覚の関係、ボールなどの操作を精密に行う能力。
家でできる運動や遊びを紹介した本で実用的なものはほぼないと前述しました…。
しかし本書では上記の7つの能力を身につけられる、簡単な遊びや運動を紹介しています。
これはプロの目から見ても効果的であり、家でも楽しめるものになっています!
まとめ
いかがでしたか?
本を読めばいきなり運動が得意になるわけではありませんが、読んで実践すればお子様の運動能力が向上する一助になるはずです!
気になったものがあれば、ぜひ読んでみてください!
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